192鞍目-馬を止められない

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あこの日のパートナーは久々の馬でした。
馬装も頭絡も一人でできて一安心していたのですが、肝心のレッスン内容は散々…。

《速歩になったら止まらない》

この馬はかなり敏感な子なので、ちょっとの脚でビュンビュン動くタイプです。特に速歩になると勢いが出てきてドンドン前に出ようとします。しかしその結果、私がコントロール仕切れず馬が停止しなくなってしまいました。

先生によると

①馬の顔を内方に向けてばかり ※1
②騎乗者の体が常に硬い状態

①②のせいで、馬が停止の合図の変化を感じづらくなっていて、止まらないということでした。そんなわけで拳をニギニギして変化を与え、馬の突っ張りをほぐしていくと馬との関係性が少し良くなってきました。

※1 外側の手綱を張ろうと意識しすぎて馬の顔をずっと内方に向けっぱなしだったのだと思われます。

《馬場の内側に入らない》

最後に一人ずつ馬場の中央で駈歩の輪乗りの指示が。
自分の番になって馬場の中央に出ようとしても、馬が内側に入ってくれません。脚が効いていないようで、指示が出てから蹄跡を二周もしてしまいました…。

先生から『外方脚を使ってダメだったら、他の方法を試さないと』と大きなヒントをもらったにもかかわらず、後ろで駈歩の順番を待っている方がいたため、かなり焦ってしまいどうするべきかわからず…(お待ちいただいた方、本当に申し訳ありませんでした…)。

正解は内方の手に持っていた鞭を外方に持ち替えて、右肩にちょんちょん。簡単なことでしたが、鞭は内方に持たなければ!という思い込みがあってすぐに気づけませんでした。※2

※2『鞭を内方に持って』というのは初心者が蹄跡で馬に乗るときに馬が内側に入って来にくくするために言うだけで、別にそういうルールがあるわけではないそうです。

軽い鞭の合図で、馬は簡単に馬場の中央に向かい始めました。駈歩自体は、速歩の時点で馬自身がかなり走りたそうな感じだったため『待ってました!』とばかりに発進。

かなりスピードが出ていたようで、一緒にレッスンを受けていた方から『駈歩速くて怖くなかった?!』と後で聞かれましたが、これ以上自分が手間取って、他の会員さんをお待たせしてはいけない!という気持ちしかなかったので、とにかく発進だけはすっといって良かったという安堵の気持ちでした。

★BALOG★