北海道で絶対に食べて帰りたいと思っていたものの一つはカニでした。
慣れない旅行の初日ということもあり、だいぶ疲労がたまっていたのでホテルからそんなに遠いところには行きたくない。
でもカニは食べたい。
そんなわけで、札幌駅近くの商業ビル「赤れんがテラス」のレストランフロアに行ってみました。
そこで目に飛び込んできたのは「カニ丼&海鮮丼セット2500円」の文字。鮨棗(スシナツメ)というお寿司屋さんのようです。
外からお店の中は見えないのですが、2500円のセットがあるならそんなに敷居は高くなさそう!と、さっそく暖簾をくぐることに。
すると、店内にはわたしのようなパーカーにデニムといった身なりの女性一人客(ぎりぎり20代)は皆無です。
さすが回らないお寿司屋さん…。ガチガチに緊張するわたし…。
お店の落ち着いた雰囲気のなか、わたしの挙動不審ぐあいを察知した板前さんが元気に声をかけてくれたので、ちょっとホッとして丼セットと梅酒を注文しました。
お通しも丼ぶりもとても美味しく大満足。
(ただ、個人的にカニは三杯酢で食べるのがいちばん好きだなと思いました)
そんななか、隣の老紳士に声をかけられました。
今回の旅の目的(=馬旅)をお話ししたところ、おじいさんも馬が大好きとのこと。
1930年生まれのおじいさん、生まれ育ちは北海道ですが、学生時代は早大馬術部に所属しており、なんと当時の部長は俳優の故・宇津井健さんだったそうです。
※宇津井健さんは乗馬ができるという理由で俳優デビューが決まったという乗馬に縁の深い俳優さんです。
その後も当時の馬術部のお話を伺ったり、「実は道産子は昔から北海道にいたわけじゃないんだよ。だからアイヌ語にはウマという言葉は存在しないんだ」といった道産子豆知識を教えていただいたり。
馬トークで大盛り上がり!
初日からなんとも馬づいている1日でした。
(ちゃっかり、梅酒のおかわりとお寿司もごちそうになってしまいました!ありがとうございます!)
★BALOG★