相馬野馬追(そうまのまおい)をご存知でしょうか?
相馬野馬追とは福島県南相馬市で行われる馬をつかったお祭(神事)です。
わたしも聞いたことがあるくらいで、詳細は知らなかったのですが、来たる2015年5月9日(土)!東京の神田明神で野馬追公演が行われるという噂をききつけ、予習をすることにしました。
このお祭の起源は古く、鎌倉時代まで遡るといわれており、1952年には国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
南相馬市でのお祭は7月末の3日間で行われ、古式競馬など、まるで戦国絵巻のような情景を目にすることができるそうです。
※2015年は7/25(土)~7/27(月)で実施予定とのこと。
百聞は一見にしかず!ということで。
まずは動画をご覧ください。
(動画:東北復興カレンダーYoutubeより)
2日目の甲冑競馬は旗を背負っての襲歩(シュウホ)が大迫力ですね!
乗馬クラブでは通常、駈歩までを習うことが多いので、日本国内でジョッキー以外にこんな乗り方できる人たちがいるんだ!ということに驚きました。
それでは、前編の最後に大まかな相馬野馬追の流れをまとめます。
★相馬野馬追の流れ★
<1日目 宵祭り>
①出陣式
(相馬市、南相馬市の3つの神社で行われる。その後、各郷騎馬は雲雀ヶ原にある祭場地へ向かう。)
②総大将御迎
(北郷騎馬が、総大将を北郷本陣に迎える。)
③宵乗り競馬
(白鉢巻に陣羽織、野袴姿で、競馬を行う。昔は、競馬ではなく速歩と常歩で馬術の腕を大将に披露するものだった。)
④軍者会
(各郷の幹部が集まり、本祭りに向けての軍議を行う。役付辞令・肩証交付は、7月の初めに行われる軍者会で実施。野馬追の初日の軍者会は宵乗軍者会と呼ばれる。)
※北郷騎馬=3つの神社のうちの「中村神社」の騎馬を指す
<2日目 本祭り>
①お行列
(総勢500騎が祭場地まで行進する。)
②甲冑競馬
(甲冑、白鉢巻に籠手を付けて、先祖伝来の旗指物を差して競馬を行う。)
③神旗争奪戦
(打ち上げられた花火の中から落ちてくる御神旗を騎馬武者たちが争奪する行事)
④帰り馬
(騎馬行進で地元に帰っていく)
<3日目 野馬懸>
①野馬懸
(裸馬を境内にある竹矢来に追い込み、神様の馬である神馬を奉納する。)
さて、相馬野馬追を知る(前編)はお祭りの概要をお伝えしました。ここまで読んだあなたは相馬野馬追に興味津々!なはず!
・・・ということで、後編ではもう少し踏み込んで、実際に相馬野馬追に参加されている野田秀樹さんにお話をうかがいます!
乞うご期待ください。
※東京、神田明神での野馬追は出陣式、神幸祭巡行、着陣式のみの公演のようですのでご注意ください。詳細は公式ページでのご確認をお願いいたします。
<読み>
宵乗り競馬:ヨイノリケイバ
竹矢来:タケヤライ
★BALOG★
祖父が福島会津の出身で、少なからずご縁のある福島です。
馬追いは、震災後に知りました。父が復興支援で震災後は毎年、足を運んでいます。私も今年は…と考えてますが。
ちょびまるさん>
そうでしたか・・・。
やはり震災後に復興とからめてメディアに取り上げられることが少し増えているみたいですね。
わたしもできれば現地に見に行きたいなと思っております。
(まだ仕事の予定がわからないので未定ですが。。。)