今年の8月末をもって地元の遊園地『としまえん』が閉園することになりました。としまえんといえば、2010年には機会遺産に認定されているメリーゴーラウンド『カルーセル・エルドラド』が有名です。メリーゴーラウンドといえば「馬」ということで、ちょっとBALOGにも書いておきたいなと思います!
『としまえん』とわたし(←大げさ)
としまえんは実家から一番近い遊園地でした。小学生の頃は自転車で、免許をとってからは社会人1年目くらいまで原付でとしまえんに行っていました。今は実家も私個人も少し距離のあるところに引越してしまったので、さすがに自転車では無理ですが過去に一番多く行った遊園地じゃないかなと思います。
小さい子供が多いイメージの遊園地ですが、従姉妹がアルバイトをしていたので、私にとっては、結構成長してからも馴染みのあった遊園地です。実は社会人になってからもプールに行ったりした記憶がありまっす。(大学生以降は、レイトショーを見に映画館によく行ってました。でも、映画館は残るみたいですね。)
そんなわけで、先日予約が取れたので(※)ちょこっと覗いてきたレベルですが、『ラストとしまえん』してきました。
(※)としまえん最後の年はコロナ対策のため完全予約制となっていました。
カルーセル・エルドラドの歴史
カルーセル・エルドラドは、1907年にドイツのヒューゴー・ハッセによって作られました。ドイツのミュンヘンでお披露目され、世界最大の豪華なメリーゴーラウンドといわれていたそうです。また当時は『カルーセル・エルドラド』ではなく『カルーセル』という名前でした。カルーセルはフランス語でメリーゴーラウンドを意味します。
<余談> ちなみに、私はWEB業界で働いておりますが、ウェブサイトのキービジュアルがスライドして、くるくる永遠に切り替わっていく仕様はカルーセルと呼ばれています。これはメリーゴーラウンドからきた呼び名なんですね。今後カルーセルのサイトを見るたびにとしまえんを思い出しそうです。
その後、ドイツで戦争が色濃くなってくると、1911年にカルーセルはアメリカ(ニューヨーク)に移されます。アメリカの遊園地では、アメリカらしく(?)とってもカラフルな色に、馬たちは塗り替えらました。真っ赤な馬など、結構パンチが効いた色です…!
塗り替えられた木馬たちの写真はとしまえんのサイトに載っているので、こちらからどうぞ!>
ニューヨークでは、スペイン語で黄金郷を意味する『エルドラド』と呼ばれるようになったカルーセル。1964年にその遊園地が閉園するまで愛されました。ですが、閉園後は解体され、数年の間、倉庫にしまわれていたのだそう…!
1969年、その噂を聞いたとしまえんが購入し、ドイツで作られた当時のメリーゴーラウンドの形を目指して、一つひとつ手作業での復元作業を行いました。そして、1971年に日本で『カルーセル・エルドラド』として再び動きはじめました。
ポップなカラーに塗ったアメリカと、製作当初の形にこだわって復元した日本。なんだかどちらも性格?が出ておもしろいですね!!
カルーセル・エルドラドの木馬