GOCOO HORSE VILLAGEに行ってみた(引き馬・舌鼓編)

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先日はGOCOO HORSE VILLAGE(ゴクウホースビレッジ)という、東京・武蔵五日市駅にあるウエスタンの乗馬クラブに行ってきました。

外乗以外で、ウエスタンの乗馬クラブに行くのも初めてだったのですが、このクラブの特徴は何と言っても、映画・テレビで活躍する撮影馬が所属しているということ!

そして、(人間の)俳優さんだけでなく、一般のお客さんもそんな賢い撮影馬たちに乗ってレッスンを受けることができるのです。

今回レッスンをしていただいたのは、こちらのクラブで撮影馬のトレーニングなども行っている、フリーランスの乗馬インストラクター仁平 拓さん。乗せていただいたのは下図のカラスくんです。アパルーサという品種だそうです。

事前に引き馬が苦手…とお伝えしていたので、引き馬のコツから丁寧に教えていただくことができました。

アパルーサという品種のカラスくん(手前)

もし、馬を馬房や蹄洗場から出そうとしたときに、馬が動かなかったらまずは舌鼓。わたしは舌鼓が苦手で、なかなか馬に伝わらないことが多いのですが、ウエスタンの馬というのは舌鼓で指示を出されることが多いので、わたしの舌鼓…とはいえない舌打ち程度の小さな音でも反応を示してくれました。

小さい音でも馬に届いたかどうかは、耳がピクッと動いたかを見ればわかるそう。舌鼓が聞こえているのに馬が引き馬に応じない場合には、手綱で肩のあたりをぺちんっと叩き、それでもだめならお尻を手のひらでパンパンと叩きます。

お尻を叩く際に馬の顔の方に背を向けるのはNG。というのも顔に背を向けてしまうと馬の感情が表れる「耳」が視界に入らず、馬が怒っているときなど、危険を察知できないことがあるからです。言われてみればその通りですが、けっこうこれは、やりがちかも…!

耳に注目!

また、私は引き馬の際に、馬との距離が近くなりがちなので気を付けたほうがいいとのアドバイスもいただきました。その際は自分が馬から離れるのではなく馬を横に押して、馬が動くようにすることで人間が主導権を握るようにすると◎とのこと。

馬に指示を出した後、叱った後に馬がモゴモゴと口を動かすのは「チューイング」といわれる動作で、馬が考え事(なんで怒られたのかな…?これでいいかな?とか)をしている証拠なんだそう。この間は人間は邪魔をせず見守ってあげます。

ちなみにウエスタンの場合、基本的に舌鼓という最小限の扶助で馬がいうことをきく状態がよしとされ、特に駈歩の場合は舌鼓でしか発進しないように訓練されています。駈歩の際の舌鼓は舌打ちのような舌鼓ではなく「ピー!」という草笛のような音を出します。舌鼓だけで発進してくれるので、力まずに駈歩発進ができました。

ちょっと長くなってしまったので、今回はここまで!
馬のコントロール編について、後日レポートしたいと思います。

続く

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