168鞍目-手綱はハンドルではないと心得よ!

Pocket

この日は初めての馬でした。

ベテランライダーさんたちの前情報によると『とっても軽くて乗りやすい馬』とのこと。今までのクラスで軽い馬というのは少なかったので、どんな感じなのだろうと期待しながらレッスンへ向かいます。

≪腹帯を締めなおすのを忘れる≫

しかし、さっそく失敗が。

鞍に座った後に、腹帯を締めなおすのを忘れていました。腹帯がゆるいと鞍がずり落ちてきて、落馬の原因にもなるので危険です。

腹帯

前のクラスでは、よく騎乗していた数頭の馬たちが、どの子も腹帯を締めるときにちょっとうるさい(嫌がる)子だったので、自分では締めなおさず、先生に締めてもらうことが多かったのです。

そのことを新しい担当の先生に話すと『そうか、Bクラスはパンチがきいた子が多いですもんね(笑)』と言われました(笑)。

》腹帯についての関連記事はこちら

ちなみに新しいクラスでは、馬場に馬を連れていったら先生を待って、鞍を押さえてもらって騎乗し、鞍上から腹帯を締めなおしてもよし。乗る前に腹帯を締めて、一人の騎乗し、ウォーミングアップをしていてもよしだそうです。
※もちろん、自己責任です。

≪手綱はハンドルではないと心得よ!≫

 この日も、前回と同様に手綱を握る・緩める・握る・緩める…を繰り返して停止する練習や、巻乗りの練習をしたりしました。ベテランライダーさんたちの言う通り、本当にさくさく動いてくれる軽い馬でとても利口です。

前のクラスでは、前方にいる馬との距離が詰まってしまったときは、先生の号令がなくても巻乗りをしていましたが、Cクラスではそれに限らず、どんどん自分のタイミングで巻乗りや輪乗りをしていきましょうとのこと。

注意をされたのは手綱をハンドルのように扱わないこと。ハンドルだと思うと、そこに自分の重心が乗ってしまう。手綱はハンドルではなくて、スキーのステッキの方がイメージに近いそうです。スキーはステッキに重心をかけるのではなく、自分の体重…重心を前にかけて進みますよね、と。

しかし、わたしは人生で一度もスキーをしたことがないため、こればっかりはどうにもイメージがつきづらかったです…。先生ごめんなさい…。

≪足が痛い馬の裏堀り≫

レッスン後。

いったん馬房で馬を休ませた後に、手入れのため馬房から馬を出しに行くと、あいにくごはんの真っ最中でした。この馬は、普段はとても良い子なのですが、食い意地の張り方が半端ではなく(笑)、ごはん中はベテランライダーさんでもなかなか触れないのだそうです。

そんなわけで、厩務員さんに馬を出してもらい、蹄洗場へ。

裏堀りの際に、後足は上げてくれましたが、前足をなかなか上げてくれません。初めて手入れをするし、ちょっとなめられているのかな?と思ったのですが、ベテランライダーさんによると『もしかしたら、前足がちょっと痛いのかも』とのこと。

馬は体重の割に脚が細いため、今回のように片足を上げる際、もう片方の足に体重がかかってしまい、片足の負担が大きいため裏堀りを嫌がることがあるそうです。

ベテランライダーさんが片側の無口から引手の部分を外し、馬の頭の位置を変え、押さえていてくれました。そうすると体重のバランスが変わり、片足への負担が減ったのか、馬は素直にもう片方の足を上げました。

以前どこかで見たホースショーで、馬をインストラクターの方が膝枕してあげるシーンがあったのですが、頭から首だけで80kgくらいあるとおっしゃっていたので、馬の頭の位置を変えるだけで結構な体重移動なのだと思います。(ただし、この時の馬はサラブレッドではなかったので、重さに違いがあるかもしれません)

※その後、スタッフの方に確認したところ大きなケガなどではなく、現在この馬は元気にレッスンに出ております。

これまでは、馬の足の細かい状態までは気が回っていなかったので(明らかに動きがおかしければ気づきますが)、少しずつ、こういうことも学んでいきたいと思いました。

★BALOG★

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください